変な隣人
愚痴というか変人に遭遇したというか
これも旅のトラブルなので残しておく
通路を挟んで向かいの部屋には60代の爺さんが住んでいる(日本人)
いつもの様に部屋でアニメを見ていたら、網戸から覗く爺さんの姿が…
目が合ってもじぃ〜っと覗き込んでいる。
気持ち悪いので軽く喧嘩腰で
俺「なんですー?」と声をかけると
爺「こういう場所でテレビはダメだ」俺「はぁ?」「あんた誰?」
爺「名前を言う」
俺「名前とかじゃなくて…この宿のマスターかなんかか?」「なんの権限でそんなおかしな事言うの?」
爺「こういうところでテレビはダメでしょ」
俺「はぁ? ここツーリストホテルだろ? ギター弾くやつもいるし歌歌うやつもいるし なんでテレビの音がだめなの? こういう場所の定義を言えよ」
爺「ギターとかはいいの」
俺「こういう場所ってどういう場所?」
爺「わかりました 宿の人に言ってやめてもらうから」
俺 「はいはい そん時 俺も一緒に行くから 」
そして、口論を終えたが
どうもムシャクシャするので
今度は部屋の前に行き
俺「静寂が保証されたとこに行きたいなら アシュラムか瞑想センターか日本山にでも行けよ お望みの場所だろ」っと言い 多少スッキリ。
そして数分後、宿のオーナーの元へ
行く途中、軽く世間話。
俺「あなたジャイアンですよね」
爺「ん?ジャイアン?何それ?」
俺「すべて自分の思い通りにしないと気が済まない人のことですよ。ジャイアニズム」
爺「俺、普段人と話さないから 初めて聞いたよ その言葉」
俺「人と話さないから変なんですね」「ずっと海外なんですか?」
爺「そう もう30年くらい」
俺「今までも隣人がテレビを見るたびにこんな事してるの?」
爺「こんなのはじめて!」
俺(うそくせー)
俺「いつまで借りてるの?」
爺「10月ごにょごにょ」
俺「俺と同じくらいだな 少しだったら我慢してやっても良いけど 俺も好きにやりたいから 引っ越すなりなんなりしてよ 」
「それかウン千ルピー払ってくれるんなら 他行ってやっても良いけど? 今月分払ったばっかだし」
爺「…」
そうこうしてるうちにオーナーと出会う。
爺さんの30年間に及ぶ海外生活で得た語学力が炸裂するかと思えば
爺さん日本語でオーナーに説明
仕方ないので爺さんの言い分を拙い英語で説明する。
オーナー苦笑
喧嘩だけはするなと 苦笑
オーナー曰く
部屋の外まで響くでかい音を立てなければ もちろん音楽もテレビもラジオもokだと
まー当たり前田のクラッカーである。
オーナー「そんなでかい音を出してるのか?」
俺「スピーカー持ってないし ラップトップのスピーカーだし 爺さんが異常に繊細なんだよ」
オーナー 苦笑
と一件落着
爺さんは他の階に引っ越す事となりました。めでたしめでたし
帰り道で爺さんに
「なっ 俺の言う通りだったろ? 現実認識能力の違いだな」と投げっぱなしでそそくさと帰って来た。
爺さんは終始 へらへらニコニコしてたので何を言われても感じなくなっているんだろう。隣人の音には敏感なのにね。
良い感じのフリークスが越してくるといいなぁ♪
因みにどの位の音量かと言うとMacBook Proのスピーカーなので たかが知れてます。 部屋のファン回していたら最大音量にしても聞き取りにくいレベル。
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